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鈴木 博毅 氏 書籍『好調を続ける企業の経営者は いま、何を考えているのか?』(秀和システム 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『好調を続ける企業の経営者は いま、何を考えているのか?』(鈴木 博毅 著、秀和システム 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・社会環境の変化が激しいいま、継続した成長することがいかに難しいか


・成長している8つの企業(中略)

共通点(中略)

苦境のときも行動量を変えず、むしろ増やしている


・成長企業は「新しい顧客を開拓する」ことを拡大の源泉にしています。一つの企業として成長を続けながらも「過去と同じことをしていない」のです。


・新しい顧客を創造する「業態変革」について、二つの分類(定義)をしています。

①新業態を打ち出す(中略)
②業態を変更する


・ミドリムシが全滅することが何度もありました。これを成功に導いたのは、生物汚染を排除するのではなく、「ミドリムシしか生きることができない環境を作り上げる」という、蚊取り線香のうずまきを逆にたどるような、逆転の発想でした。

株式会社ユーグレナ
出雲充社長


・例えば店舗のトイレに貼ってある求人ポスターを見てアルバイトを決めるという人は非常に多い。これをポスターマーケットといいます。

ディップ株式会社
冨田英揮社長


・いま全国平均で66パーセント、3社中の2社に後継者がいません。(中略)

マーケットが縮小していく中でシェアを獲得するには再編は必然の動きといえますが、これがさらに加速します

株式会社日本M&Aセンター
三宅卓社長


・ Q 中小企業のM&Aの成功事例を教えてください。

A 印刷会社の例を挙げましょう。いまは印刷事業を成長させるのは難しいのですが、地方にある印刷会社が、東京大阪で活躍している広告代理店を買収する。そうすると、ものすごい数の印刷物が発生します。印刷会社のある地方は土地も人件費も安い。それなら、東京で印刷するよりも安い値段で印刷できます。東京や大阪で広告代理店が営業して、例えば岐阜や三重などで印刷して安く提供する。印刷会社は印刷が増えるし、広告代理店は印刷物を安く提供できるので、双方ともに競争力がつきます。

株式会社日本M&Aセンター
三宅卓社長


・好調を続ける企業は、定期的に過去を捨て去る意識を強く持っています。別の言い方をすれば、既存事業がいくら成功しても、次の芽を育てる計画を立て、時を待たずに実行に移しているのです。


・成長企業は、つねに好調のうちに次の困難な目標を設定し、そのハードルを飛び越え努力を始めます。言葉を変えるなら、右手でこれまでの成果を刈り取りながら、左手で将来の種を蒔いているのです。


●書籍『好調を続ける企業の経営者は いま、何を考えているのか?』より
鈴木 博毅 (すずき ひろき) (著)
出版社: 秀和システム (2017年4月初版)
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