このウェブサイトにおけるページは、書籍『人間の土地』(サン=テグジュペリ 著、新潮社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・人間と、そのさまざまな欲求を理解するためには、人間を、そのもつ本質的なものによって知るためには、諸君の本燃の明らかな相違を、おたがいに対立させあってはいけない。そうなのだ、きみらは正しいのだ。きみらはいずれも正しいのだ。理屈はどんなことでも証明する。世界に起こる不幸を、せむしたちのせいだとかたづける男にも理屈はあるのだ。
・アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、一九〇〇年六月二九日フランス中部のリオン市に生れ、一九四四年七月三十一日、フランス解放戦争に従軍中、偵察を目的に単身ライトニング機に搭乗、飛び立ったまま、地中海上で行方不明となった。ナチスの戦闘機隊と遭遇し、多勢に無勢、撃墜されたものと信じられている。
●書籍『人間の土地』より
サン=テグジュペリ (著)
堀口 大学 (翻訳)
出版社: 新潮社 (1955年4月初版)
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