このウェブサイトにおけるページは、書籍『超訳 ニーチェの言葉』(白取 春彦 翻訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・一日の終わりに反省しない
仕事を終えて、じっくりと反省する。一日が終わって、その一日を振り返って反省する。すると、自分や他人のアラが目について、ついにはウツになる。自分のだめさにも怒りを感じ、あいつは憎たらしいと思ったりする。たいていは、不快で暗い結果にたどりつく。
・反対する人の心理
提示されたある案に対して反対するとき、よく考え抜いたうえで確固とした根拠があって反対する人はごく少ない。
多くの人は、その案や意見が述べられたときの調子とか言い方、言った人の性格や雰囲気に対して反発の気分があるから、反対するのだ。
・ 二種類の支配
支配には二種類がある。一つは、支配欲につき動かされた支配だ。もう一つは、誰からも支配されたくないために行う支配だ。
・贈り物はほどほどに
大きなものを贈ると、感謝されない。それを受け取った人は、厄介な物をもらってしまったと思うからだ。
贈り物は心だといわれているが、ほどほどでなければ相手を困らせるだけなのだ。
・他人をあれこれと判断しないこと。他人の値踏みもしないこと。人の噂話もしないこと。
・愛するとは、自分とはまったく正反対に生きてる者を、その状態のままに喜ぶことだ。自分とは逆の感性を持ってる人をも、その感性のままに喜ぶことだ。
・ 愛を使って二人のちがいを埋めたり、どちらかを引っ込めさせるのではなく、両者の違いのままに喜ぶのが愛することなのだ。
・愛することを忘れると
人を愛することを忘れる。そうすると次には、自分の中にも愛する価値があることすら忘れてしまい、自分すら愛さなくなる。こうして、人間であることを終えてしまう。
●書籍『超訳 ニーチェの言葉』より
白取 春彦 (翻訳)
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010年1月初版)
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