このウェブサイトにおけるページは、書籍『超寿の条件~まだ間に合う!豊かな人生へのリスタート』(真弓 定夫 著、桃青社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・たとえば、延命治療の是非を巡ってもいろいろな議論がなされているが、不幸は、本人が自分の意志で自分の人生を決められないことだ。
・平均寿命というまぼろし(中略)
平均寿命が延びたのは食事がよくなって生活が楽になったためではない。お産や、乳幼児のうちに病気で死ぬ子どもが少なくなった、つまり、小児保健面での功績が数値をよくしているに過ぎないのである。
・平均寿命というまぼろし(中略)
平均寿命が延びたというのは一人一人の寿命が延びたというのではなく、若くして死ぬ人が減ったから統計上の数字が延びたということに過ぎない。
・「何時間寝るのがいいか」という話になるが、これは個人差の大きい問題だからあまりこだわる必要はないと考えている。睡眠不足がどうかというのは、その人の感覚で判断するのがいちばんいい。
・呼吸の大切さ
出してから入れる(中略)
なぜ「出す」、つまり息を吐くことのほうが重要かというと、それには人が生まれ落ちて最初に呼吸を始めるときのことを考えればよい。
・人の肺の中にある空気は呼気、吸気、残気の三つに大別できる。(中略)残気というのは(中略)人間の肺にはどんなに努力して息を吐き出しても、どうしてもいくらかの空気が残ってしまうようにできている。これが残気である。
・正月の三が日に生まれる子どもが極端に少ないとか、土曜・日曜生まれの子どもが減って火曜生まれの子どもが増えたというのは、病院が経営上の都合によって出産を管理しているためである。
・普通、人は一日に二万五〇〇〇回から三万回もの「吐いて吸って」を繰り返しているだから、その積み重ねの大きさを考えたら、たかが呼吸などと侮ることはできないのである。
・冷暖房の影響を真っ先に受けるのは、生まれたばかりの新生児である。(中略)外界の空気が一定の状態に保たれているために、不必要と判断された汗腺の機能のかなりの部分は停止してしまう。その数は本来持っている汗腺の約八割に当たるとも言われる。つまりエアコンのきいた新生児室で育った赤ちゃんは、残った二割の汗腺だけで体温調節をしなければならないのである。
・八〇歳まで生きるのも一生なら、あと二年で死ぬのも一生だ
・千島喜久男さんにならって、「3S主義で食べる」ということを食の原則として提案したい。3Sというのは「菜食」、「少食」、「咀嚼」の三つである。
・噛むということ自体にも重要な意味がある。(中略)その中で、とくに大人の場合は、咀嚼によって分泌される唾液の延命効果というものに注目していただきたい。
・朝日大学歯学部教授であった船越正也さんの研究によれば、咀嚼は脳の血液循環を盛んにし、味覚や口腔内の刺激が脳細胞を活性化させて脳の発達を促すという。また消化管の運動を促進して、各種の消化ホルモンの分泌を増す働きもある。
・「手が第二の脳」なら、「足は第二の心臓」と言われる。足を動かす場合にポイントとなるのは親指である。手は小指で足は親指、つまり手は外側(小指側)、足は内側(親指側)を使うのが鉄則
・ボケやすい人、ボケにくい人(中略)
〈ボケやすい人〉
●人づき合いをせず、仲間のいない人
●すぐ腹を立てる短気な人
●他人の言うことを聞かず頑固な人
●趣味のない人
●ユーモアを解せず、笑わない人
〈ボケにくい人〉
●人の世話をよくする人
●体を動かすことの好きな人
●本や新聞をよく読む人
●よく話す人
●筆まめな人
●感謝や感動を忘れない人
・いま、環境問題でいつもやり玉に挙げられる農薬も食品保存料も合成洗剤も、もとは人々の生活を便利で豊かにするものとして登場した期待の新技術だった。
・「己を知る」(中略)この己を知るというのにはふた通りあって、ひとつは「他人にできることは自分にもできる」と自分に自信を持つことだ。(中略)
もうひとつはもっと大切なことで、「自分にできることは他人にもできる」と知ることである。前者が自分自身を奮い立たせる思考法だとすれば、こちらは過信やうぬぼれを自戒するための方法と言える。
・「他人の領分を侵さない」というのは周囲とうまくつき合っていくうえでの鉄則
●書籍『超寿の条件~まだ間に合う!豊かな人生へのリスタート』より
真弓 定夫 (著)
出版社 : 桃青社 (2007年4月初版)
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