このウェブサイトにおけるページは、書籍『望み通りの人生を手に入れる 片づけ大全』(山田 ヒロミ 著、光文社 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。
・家や部屋が片づけば、空気の量が増えて運気の流れが良くなり、無駄遣いが減ってお金も入ってくるようになります。
・片づけをするときは「“こうありたい自分”が持っているモノはどれだろう」というぐあいに、常に未来を先取りする感覚で捨てるものべきモノを選択していきます。過去を手放し、未来の粒を「現在」にどんどん取り入れていく。
・「片づけ」は、その名の通り、過去にカタ(決着)をつけることです。目の前にある“過去の産物”への気持ちを整理して決着をつけ、「さようなら」するのです。心の整理ともいえます。
・なぜ「モノを手放せない」のでしょうか。それは、そのモノに対する思い出や記憶などの感情が邪魔するからです。(中略)
着物(中略)祖母が大好きだった。
アクセサリー(中略)高く売れるかも。
バック(中略)手放した瞬間必要になり、欲しくなるかも
・では、どうすれば感情を整理でき、片づけることができるのでしょうか。それは、「ゆるします」と3回、口にすること。
・「ゆるします、ありがとう、おめでとう」という魔法の言葉を繰り返すうちに、自然と部屋が片づき、今までのごくふつうの毎日が、あなたの望んだライフスタイルに変わっているといるでしょう。
・モノと感情を切り離す
手放せないもの
物と感情は結びついている
↓「許します、許します、許します」
モノと感情を切りはなす
↓「ありがとう」
手放す
・部屋は、「世界で一番大切な人」=自分へのプレゼントです。
・「空いている床面積と収入は比例する」。そうお伝えすると、片づけが急激に進む人が一定数います。その人たちの収入は、まるで床面積の変化に比例するかのように、本当にアップしていく傾向があるから驚きです。
・つまり、「家の広さや豪華さと幸せは比例しない」ということです。持ち物やステイタスではなく、「どんな自分でありたいか」を明確にし、それに従って部屋を整えると、そこにいるだけで、幸せが感じられる空間に仕上がります。
・几帳面、完璧主義者、頑張り屋さんの人ほど、片づけなくなりがちです。実際そういう人は、完璧を目指すがゆえにすべきことを先延ばしにして、結果的に生産性が低くなる場合があることがわかっています。
・日本の古い建築物には、あえて未完成な部分、不必要な部分を残す手法が取り入れられています。たとえば、日光東照宮の陽明門(国宝)にある12本の柱のうち1本だけが「逆柱(さかばしら)」といって、上下逆さまになっていますし、知恩院・御影堂(国宝)の屋根の上には「葺き残しの瓦(ふきのこしのかわら)」といって必要のない瓦が4枚置かれたままになっています。
なぜ、このような「無駄」なことが行われているのでしょうか。それは、「完成したとたんに崩壊は始まる」という考えに基づいて、あえてまだ完成していないという状態にすることで「難を逃れる」、つまり厄除けが意図されているのです。
・片づけは、完璧を目指さない。
・片づいた後に部屋に飾りたい絵を、あらかじめ額に入れて壁に飾っておく
たったこれだけで、片づけ遂行の確率がアップします。
・多くの人が「めんどう」という理由で、片づけを苦手としていることがわかります。(中略)
1つのことを集中して行う時よりマルチタスクを行う時のほうが、ストレスホルモンが放出されやすくなることがわかっています。(中略)
マルチタスクでストレス増大
・一連の片付づけの作業を❶「考える」、❷「収納スペースを空ける」、❸「取捨選択」、❹「手放す」、❺「収納する」の5つに分けます。
・伝染が起こりやすい場所(中略)
アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリンダは、1枚の割れた窓ガラスを放置すると、さらに割られる窓ガラスが増えて、街全体が荒廃すると唱えました。有名な「割れ窓理論です。
1990年代に、ニューヨークのルドルフ・ジュリアーニ市長が、この「割れ窓理論」を治安対策に取り入れ、警察職員を5,000人増員して、1枚の割れた窓ガラス=軽犯罪を徹底的に取り締まりました。
市民も自らゴミを片づけ、ギャングの縄張り印だった壁の落書きを消していくなどして、軽犯罪の予防に取り組みました。結果、1994年からの5年間で、殺人が67.5%、強盗が54.2%、婦女暴行が27.4%も減少するという成果を上げたのです。
また、オランダのフローニンゲン大学の社会心理学者キース・カイザーは、落書きやゴミを放置するとモラルの低下を拡大させると結論づけました。(2008年)。
彼が行った実験によると、郵便受けの周りの周りに落書きがあったりゴミが捨てあったりすると、被験者が郵便受けから5ユーロ札入りの封筒を盗む割合は25%で、郵便受けの周りをキレイだった場合の13%に比べて2倍近くもの数字になったといいます。
これらの研究結果は、家庭にも当てはまります。
・このように「割れ窓」を放置するのをやめると、不思議なことに、それ以降、けんかやもめごとが減って、家庭関係が改善していきます。それにつれて、家の中も自然に片づいていくのです。
・ゴミ箱の周りにゴミが散らばり始めた時、「このくらいいいやとそのままにしておくと、家庭のモラルが下がり、やがて家の中がゴミだらけになっていきます。それを予防する方法は次の2つです。
❶ゴミの量を考慮して大きめのゴミ箱にします。(中略)
❷フタが付いたゴミ箱にします。
・不用品の「家賃」を考える(中略)
不用品スペースの「家賃」を計算すると、処分のモチベーションにつながります。
・部屋が計画通り素敵に生まれ変わったら、どんな毎日になるだろうと想像してみてください。思い浮かんだことや感じたことを記録しておくと後で面白いですよ。
・「パレートの法則」でいわれるように、家の中のモノは「頻繁に使うモノ」が2割、「そうでないモノ」が8割にだいたい分けられます。
・「損得感情」で洋服の摂取選択を(中略)
頭のどこかに「自分の洋服には価値があるかもしれない。今手放すのは損だ」という損得感情があるんですね。(中略)
「高額で買い取ってもらえそうなら売る」という気持ちになるのであれば、その洋服を保有しているのは、損得感情からくるもので、愛ではありません。だからそれは手放します。買い取ってもらえそうでも「売らない」という気持ちになるのであれば、その洋服を保有しているのは「愛」からくるものなので、損得感情ではありません。だから、それは残します。
・ワイシャツは、脱水した後すぐにアイロンをかけ、半乾きの状態でハンガーに干します。こうすると、とても簡単、かつ短時間でアイロンがけが終了します。仕上がりもキレイです。
・作業導線を最短にする
・特に「探し物」のベスト3である、鍵・眼鏡・携帯電話は、お気に入りのキーボックスや眼鏡を置くスペース、携帯の充電器を用意して、愛用品を休ませるベッドのような「定位置」にすると、そこに置く習慣ができやすいですよ。
・洋服をプラスチックケースに収めることは、おすすめできません。(中略)
いったんプラスチックケースの中に湿気が入り込んでしまうと、外に出ることができないんですね。それに比べて、木は空気中の湿気を吸収・放出してくれます。
・食器棚を片づける(中略)
「料理が美味しそうに見える食器はどれか」という視点で、食器の整理をしてみませんか。(中略)
食器を片づけて減らすことよりも、いい気分で食器を出し入れできるかどうかに注目して
・幸せは「なるもの」ではなく「すでにあるもの」で、それは「発見していく」ものでもあります。
・一説によると、薄いサーモンピンクは、母の胎内と似た色なので、誰もが落ち着くともいわれています。
・壁を照らす間接照明があると、全体照明を落としても明るく感じられるので、くつろいだ雰囲気を演出できます。
・東京のある飲食店から、「開店してしばらく経つけど、お客様が入ってこない」と相談を受けた際、奥を明るく照らすよう提案したところ、あっという間に繁盛店になりました。
サバンナ効果を家で活用する場合は、玄関を開けてすぐ目に入る正面の壁がオレンジ色に照らされるように、玄関の床などに低い位置に、オレンジ色に照らされるように、玄関の床のなどの低い位置にオレンジ色の明かりを置くと、帰宅した時にホッとさせてくれるのでおすすめです。
・「お金が欲しい」と思うのは、「お金が、今、ない」と認識してるのと同じこと。
●書籍『望み通りの人生を手に入れる 片づけ大全』より
山田 ヒロミ 著
出版社 : 光文社
発売日 : 2022/12/21
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