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石原 結實 氏 書籍『「水分の摂りすぎ」はこんなに恐い』(廣済堂出版 刊)より

このウェブサイトにおけるページは、書籍『「水分の摂りすぎ」はこんなに恐い』(石原 結實 著、廣済堂出版 刊)を読んで良かったこと、共感したこと、気づいたこと、こんな視点もあるといった点などを取り上げ紹介しています。


・体内に余分な水分が溜まると「むくみ」が生じることは誰しも理解できると思うが、それだけにとどまらず、めまい、耳鳴り(メニエル症候群)、緑内障、アレルギー性疾患(結膜炎、鼻炎、喘息、アトピー)、高血圧、下痢、肝機能障害、卵巣のう腫等々、さらに「てんかん」「頻脈・不整脈」「心不全」……西洋医学的には理解不可能な種々の病気が発生してくる。


・水分が体内に多いときのサイン

涙が多い
舌がボテっとしている
舌の周辺に歯型がついてる
動くと、胃がポチャポチャと音(浸水音)がする
手がしびれる
下腹ポッコリ
下半身デブ
むくみ
足がしびれる
大根足
下痢しやすい(水様便)
頻尿、または乏尿
お腹を手のひらで触ると冷たい
汗かき
二重あご
鼻水が多い


・体温が1℃下がると、代謝が約12%、免疫力も30%以上低下することがわかっている(中略)

また、体温が1℃上昇すると免疫力は5〜6倍になるとされている


・体温低下と体の状態の変化

36.5度
健康な人の体温

36.0度
熱を発生させようとして震えが生じる

35.5度
排出に障害が生じる
アレルギーが現れる

35.0度
ガン細胞が活性化する

34.0度
溺れた人の場合、「蘇生できるかどうか」五分五分のライン

33.0度
凍死寸前の人の体温
幻覚が見え始める

30.0度
意識不明におちいる

29.0度
瞳孔が拡大する

27.0度以下
死体の体温


・あまり体を動かさず体温が低い人が緑茶や果物を摂りすぎると、「冷え」て、「痛み」のもととなり、リウマチ(関節痛)や頭痛、偏頭痛、種々の神経痛などの原因になることがあるのだ。


・二重あご、下腹ポッコリ、大根足、下半身デブ……など、下のほうが膨れている人は「水太り」と考えてよい。いわゆる洋ナシ型肥満である。


・早朝、明け方から午前中に血圧が上昇し、午後には下がっていく、という高血圧のタイプである。(中略)

「早朝高血圧」の原因は、ズバリ「水毒」と「冷え」なのである。(中略)

つまり、体温、気温が低いと、血管が収縮し、血流が悪くなる。すると心臓が力を入れて血液を押し出そうとするため、血圧が上がるのだ。


・水分を摂る場合は、生姜湯か生姜紅茶など、体を温め、利尿作用もある飲み物に変えるように、と進言した。

なぜ生姜か。生姜の辛味成分であるジンゲロール、ジンゲロンには、体を温める他にも血栓を溶かす作用や降圧作用、強心作用があるからである。


・つまり、体温と脈拍数は比例する。したがって、逆に脈が速くなると、体温が上がるわけだ。

脈が速くなると、心臓は荷重に動くから、心臓の筋肉へ運ばれる栄養や酸素が不足するために、狭心症と同じような「狭心痛」が出現する。


・ビールの約93%、ワインの約86%は水分なのだから、アルコールを摂るということは、水分を無理に、過剰に摂取していることになるわけだ。


・ガンは漢語で「癌」と書く。「疒」(やまいだれ)の中に「嵒」は「巌(いわお)」の意味で、岩のようにとても硬くなる病気であることを示唆している。


・ガン細胞は35.0℃で一番増殖し、39.3℃以上になると死滅するとされているから、この推論も信ぴょう性を帯びてくるのである。

それが証拠に、体中、どこにもガンは発生するが、心臓ガン、脾臓ガン、小腸ガンなどは聞いたことがない。

心臓は体重の200分の1しかないのに、四六時中動いているため、体温の9分の1を産生する「高温」臓器であるし、脾臓は赤血球が集まるため赤くて、やはり高温臓器である。小腸は、食べ物の消化・吸収のために、強力な蠕動(ぜんどう)運動をし、やはり温度が高い。

逆に、外界(概ね、体温より低い気温)と通じ、しかも中心部に細胞がない管腔臓器である。食道、胃、大腸、肺、子宮、卵巣……などは、体温が低いために、ガンが発生しやすいといえる。


・体温が1℃下がると、免疫力は30%以上低下し、逆に1℃上昇すると5〜6倍高まるとされている。


・水分を細胞内に必要十分量を取り込むためには、体熱が必要である。細胞の働きを司る、細胞内に含まれている酵素類は、36.5℃以上で健常に働くからである。


・雪の色は白く冷たいし、緑の葉は夏に触っても冷たいように、外観が青・白・緑色の食べ物は、食べると体を冷やす。これが陽性食品である。一方、太陽や火は赤や橙色で、物を燃やすと黒くなるように、赤・黒・橙色の外観の食べ物は体を温める。このような陽性食品を摂ることが重要なのである。


・「塩」を意味する「Salt」から健康「Salute」という言葉が生まれた。兵士の給料も塩で支払われていたので、同じく「Salt」から「Salary(サラリー)」という言葉もできた。


・体を温める(陽性)食べ物

チーズ
そば
赤ワイン、黒ビール、日本酒、紹興酒、ブランデー、焼酎やウイスキーお湯割
和菓子
黒パン、玄米
紅茶、ウーロン茶
黒砂糖
根菜(ゴボウ、ニンジン、レンコン、ネギ、山芋)、海藻
黒豆、小豆、納豆
北方産フルーツ(リンゴ、サクランボ、ブドウ、プルーンなど)
塩、みそ、醤油、唐辛子
赤身の魚・肉
魚介類(エビ、カニ、イカ、タコ、貝)つくだに、漬物


体を冷やす(陰性)食べ物

牛乳
うどん
白ワイン、ビール
洋菓子
白パン、白米
緑茶、麦茶
白砂糖
葉菜、もやし
大豆、豆腐
南方産フルーツ(バナナ、パイナップルミカン、グレープフルーツ、メロン、レモンなど)
酢、マヨネーズ
白身・脂身の魚・肉


・本書の中で何度も登場した生姜紅茶だが、そもそも紅茶は色が濃い。つまり、体を温める作用がある。さらには、含有成分であるカフェインの利尿作用も強力なのである。


・英語の「ginger」には、「生姜」のほかにも、「意気」「軒高」「元気」「気骨」「ピリッとしたところ」という名刺の意味と、「活気づける」「元気づける」「鼓舞する」という動詞の意味がある。まさに生姜の効能をずばり物語っている。


・体温は1℃低下すると代謝は約12%減衰するので、メタボリックシンドロームは「低体温症候群」と言い換えてもよい。


・「空腹」とはお腹=胃腸が空っぽになるから起こる感覚ではなく、血糖が下がってきた時、その信号が脳の空腹中枢に伝わって起こる感覚なのである。だから、お腹にたまるものを食べなくても、糖分を摂るだけで空腹感はおさまる。


・ニンジンは、人間の健康に必要なビタミンの約30種類、さらにミネラル約100種類をほとんどすべて含み、体を温め、腎機能を高める超有料野菜である。

またリンゴは、「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」という諺があるほど薬効あらたかな果物である。


・運動後、汗をかいた30分くらいは体温が上昇していて脂肪燃焼が続いている。この状態をアフターバーニング効果と呼んでいる。(中略)

つまり、運動後の入浴や熱いシャワーは、アフターバーニング効果を低下させ、脂肪燃焼を妨げることにつながるのだ。

運動をして汗をかき、水毒を出して脂肪燃焼を効果的にしたいのなら、運動後、汗をかいた30分くらいは静かなストレッチなどをしてクールダウンを心がけるべきである。脂肪燃焼効果を上げるだけでなく、筋肉痛の原因でもある疲労物質がたまりにくくなるという効果も期待できる。


・発汗促進入浴剤(中略)

〈ちんぴ湯〉

みかんを食べたあと、皮をザルにのせ、日に干してカラカラに乾燥させる。

これを台所用のメッシュの小さなゴミ袋に入れて口を結び、湯船に入れる。

漢方薬でも「ちんぴ」として処方されていて、体をあたためる効果の高い入浴剤である。


・キュウリジュース(中略)

特に高血圧、心臓病、腎臓病、肥満症など、水毒によるあらゆる症状に効を奏する。また、脱毛、爪の発育不良、皮膚や毛髪の健康にかかせないケイ素が多く含まれているので、気になる方は積極的に摂りたい食品のひとつである。


・セロリジュース(中略)

メチオニンという成分が肝臓の働きを強化するので、深酒で肝臓が弱っているときにもおすすめできる。


・「呼吸(呼いて吸う)」「Give &Take」「出入れ」「出納帳」「オギャーと息を吐きながら生まれ、息を引き取って死ぬ」などのごとく「出す」ことを先にして保たれている。

よって体内の水分も、入浴やサウナ、運動、スポーツ、生姜紅茶、ニンジン・リンゴジュースなどで発汗や排尿を促し、しっかり出してから取ることが望ましい。


●書籍『「水分の摂りすぎ」はこんなに恐い』より
石原 結實 (イシハラ ユウミ) 著
出版社 ‏ : ‎ 廣済堂出版
発売日 ‏ : ‎ 2008/11/26
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