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現在、新刊は約 200冊出ています。これは毎日の数字です。
1ヶ月にすると約 6,000冊、年間にすると約 7万冊もの新刊が出ています。まさに供給過多の代表的なものであると言えます。
一読者からすると「どの本を最初に読めば良いのかわからない。」といったことが出てきます。これは本を扱う書店員の方ですら今日は何の本が出たかを把握するのが難しいといった現状なのです。
しかも、出版社の数は出版年鑑によると 4,311社。新刊の情報をまとめて見るものは取次が発行するものが存在しますが、それだけでは本の内容まで把握することができない。
また、書店に一番大切な情報「その本が売れるか?」といったことを目利きするのは難しいといった問題を聞きます。読みたくても読みきれない現実があるのです。
ここ数年の新刊の点数を見ると
・1996年 63,054冊
・1997年 65,438冊
・1998年 65,513冊
・1999年 65,026冊
・2000年 67,522冊
・2001年 69,003冊
・2002年 72,055冊
・2003年 72,608冊
・2004年 74,587冊
・2005年 76,528冊
・2006年 77,722冊
・2007年 77,417冊
と毎年少しずつであるが、増加傾向をたどっているのがわかる。
出版指標年報 (2005と2008)より
※2005年度は業界新聞「新文化」より
※2006年度は「出版科学研究所」より
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